作家プロフィール

丸谷才一

(まるや さいいち)1925~2012年、享年87。山形県出身。東京大学文学部英文科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。小説家、文芸評論家、翻訳家、随筆家。

1952年、同人誌「秩序」を創刊。「ゆがんだ太陽」「エホバの顔を避けて」などを発表。以後、國學院大学などで教鞭をとりつつ、精力的に作品を発表する。
1967年『笹まくら』で第2回河出文化賞、1968年『年の残り』で第59回芥川賞を受賞。
小説、評論、エッセイ、翻訳とジャンルを問わず知的で軽妙な文章で人気を博し、1972年、長編小説『たった一人の反乱』で第8回谷崎潤一郎賞受賞、1974年、評論『後鳥羽院』で読売文学賞受賞を受賞する。
そのほか、『裏声で歌へ君が代』、『忠臣蔵とは何か』(第38回野間文芸賞)、『輝く日の宮』(第31回泉鏡花文学賞)などの作品がある。
また大学在学中よりジェイムズ・ジョイスに傾倒しており、2010年、訳書『若い藝術家の肖像』が第61回読売文学賞を受賞している。2011年文化勲章受章。

P+D BOOKSの作品

作家を選択する(あいうえお順)

TOP