眉村 卓
1934~2019年、享年85。大阪府出身。大阪大学経済学部卒業。小説家。本名は村上卓児。
会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加する。1961年「下級アイデアマン」で第1回空想科学小説コンテスト(のちのハヤカワ・SFコンテスト)に佳作入線しデビュー。
1963年長編『燃える傾斜』を発表し、1965年からは専業作家として活動を開始する。
1979年『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞および第10回星雲賞を受賞、1987年『夕焼けの回転木馬』で第7回日本文芸大賞を受賞しSF作家としての地位を確立する一方、1968年に刊行したショートショート集『ながいながい午睡』以降、3000篇ものショートショート作品を生涯にわたって発表していく。代表作に『なぞの転校生』『ねらわれた学園』『引き潮のとき』(第27回星雲賞受賞)『不定期エスパー』などの作品がある。