作家プロフィール

村松友視

(むらまつ ともみ)1940年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学文学部卒。小説家、元編集者、エッセイスト。

大学卒業後、中央公論社に入社。雑誌「小説中央公論」、「婦人公論」の編集者として働き、その後、1969年に文芸誌「海」の編集部員となる。「海」時代は、唐十郎など「既成文壇外」の作家を発掘するなど名編集者ぶりを発揮した。一方で、自分の祖父が作家だったという自負から次第に作家への志を持つようになり、文芸雑誌の新人賞に何度も応募するが落選を繰り返す中、「野性時代」の編集者見城徹の勧めで発表した「セミ・ファイナル」と「泪橋」が、相次いで直木賞候補となり、文壇デビュー以来漠然と考えていた専業作家への転向を決意して退職。直後の1982年に『時代屋の女房』で第87回直木賞を受賞。この作品は映画化もされて話題を呼んだ。1997年に『鎌倉のおばさん』で第25回泉鏡花文学賞を受賞。『上海ララバイ』『アブサン物語』『夢の始末書』『俵屋の不思議』『贋日記』など著書多数。

P+D BOOKSの作品

骨董屋を舞台に愛と人情を描いた直木賞作品

時代屋の女房

村松友視

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