佐藤愛子
(さとう あいこ)1923年11月5日、大阪府生まれ。甲南高女卒。小説家、エッセイスト。
小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。1950年「文藝首都」同人となり処女作を発表。1960年「文學界」に掲載された「冬館」で注目を集める。1969年『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞受賞。1979年には『幸福の絵』で第18回女流文学賞を受賞し、佐藤家の人間たちを赤裸々に描いた『血脈』で2000年、第48回菊池寛賞を受賞する。近著に『それでもこの世は悪くなかった』『九十歳。何がめでたい』がある。ユーモラスなエッセイにはファンが多く、『九十歳。何がめでたい』は百万部を超える大ベストセラーとなる。