作家プロフィール

和田芳恵

(わだ よしえ)1906~1977年、享年71。北海道出身。中央大学法学部独法科卒。小説家、編集者、文学研究者。

新潮社の編集部に勤務するかたわら、同人誌に小説を執筆。 一方で樋口一葉の研究に没頭し『樋口一葉研究』(1942年)等を刊行。戦後は大地書房に勤務、小説雑誌「日本小説」を創刊し、多くの中間小説 (通俗のみでない娯楽としての小説) を世に送った。1953年より塩田良平と『一葉全集』を共編。1956年「婦人朝日」に名作モデル探訪を連載し、田山花袋の小説「蒲団」のモデル岡田美知代から最後の談話をえた。書き下ろしで刊行した『一葉の日記』(1956年)で1957年日本芸術院賞を受賞。後年は私小説作家として活躍し、『塵の中』で1963年第50回直木賞を受賞。1975年『接木の台』で第26回読売文学賞、1977年『暗い流れ』で第9回日本文学大賞、1978年「雪女」で第5回川端康成文学賞受賞。

P+D BOOKSの作品

性の衝動と窮乏生活をあけすけに綴る傑作

暗い流れ

和田芳恵

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伝記の名手が描く“情熱の歌人”の一代記

小説 みだれ髪

和田芳恵

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筆力の高さを絶賛された直木賞受賞作

塵の中

和田芳恵

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