作家プロフィール

八木義德

(やぎ よしのり)1911~1999年、享年88。北海道出身。早稲田大学文学部仏文科卒。小説家。

横光利一に師事。大学卒業後、満州理化学工業に入社し大陸へ渡る。1944年に応召され、中国の前線に行くが、その直前に書いた在満(中国東北)時代に知った中国人工員をモデルにした小説『劉広福』で第19回芥川賞を受賞する。復員後は、大空襲で失った妻子への思いを『母子鎮魂』(1946年)で描き、続く自伝的作品『私のソーニャ』(1948年)で私小説作家としての方向性を確立する。その後『摩周湖』(1950年)、『風祭』(1976年。第28回読売文学賞受賞作)、『遠い地平』(1983年)、『漂雲』(1984年)などの作品を発表。1988年、芸術院賞・恩賜賞受賞。1990年、第38回菊池寛賞を受賞。

P+D BOOKSの作品

著者の青春の軌跡を辿る短編集

遠い地平・劉廣福

八木義德

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町の名士と日蔭者の子の愛と葛藤を描く

風祭

八木義德

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