山田太一
(やまだ たいち)1934年(昭和9年)6月6日生まれ。東京都出身。早稲田大学教育学部国文学科卒。脚本家、小説家。本名は石坂 太一(いしざか たいち)。
大学卒業後、松竹に入社。木下恵介のもとで助監督を務める。1965年フリーとなり、主としてテレビドラマの脚本家となる。以後約半世記にわたって、「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「キルトの家」など、これまでのホームドラマの常識を覆す話題作を次々と発表する。1988年『異人たちとの夏』で第1回山本周五郎賞受賞。主な小説作品に『飛ぶ夢をしばらく見ない』『冬の蜃気楼』『終りに見た街』『空也上人がいた』等がある。