山口 瞳
(やまぐち ひとみ)1926年(大正15年)11月3日 - 1995年(平成7年)8月30日)享年68。東京都出身。
旧制第一早稲田高等学院を中退。兵役の後、1946年に鎌倉アカデミアに入学し、在学中から同人誌に作品を発表。なお、鎌倉アカデミア時代には、歌人吉野秀雄に師事した。のち國學院大學文学部に入り1954年に卒業。1958年、開高健の推薦で壽屋(現・サントリー)に入社。PR雑誌「洋酒天国」の編集や、コピーライターとして活躍する。ハワイ旅行が当たる懸賞のコピー「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」が代表作。「婦人画報」に連載した『江分利満氏の優雅な生活』で、1963年に第48回直木賞を受賞。代表作は「週刊新潮」に1963年から31年間、延べ1614回、死去まで一度も穴を開けることなく連載を続けたコラム・日記の『男性自身』シリーズ、自らの両親の生い立ちを題材とした『血族』(第27回菊池寛賞受賞)、『家族』など。