作家プロフィール

山川方夫

(やまかわ まさお)1930-1965年、享年34。東京都出身。慶應義塾大学仏文科卒。小説家。本名・山川 嘉巳〈やまかわ よしみ〉。

大学卒業後、慶應義塾大学大学院文学研究科仏文専攻に入学し、「三田文学」に参加する。(翌年、大学院は中退)1954年、田久保英夫、桂芳久と共に第3次「三田文学」を創刊。編集者として、新人発掘に力を注ぎ曽野綾子、江藤淳、坂上弘などの作品を掲載する。その後自らも筆を執り、1958年、「演技の果て」で第39回芥川賞候補、翌59年、「その一年」「海の告発」で第40回芥川賞候補、1961年、「海岸公園」で第45回芥川賞候補となる。短編の名手として知られ、繊細で都会的な作風によって、敗戦後の青春と死の不条理を自伝的に描いた。1964年、「クリスマスの贈物」で第50回直木賞候補、「愛のごとく」で第51回芥川賞候補となった。1965年2月19日12時30分頃、二宮駅前の国道1号の横断歩道を渡ろうとした際にトラックに轢かれる交通事故に遭い、翌日午前10時20分に搬送先の大磯町の病院で死去。

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