戦争を冷徹な目で見つめた梅崎春生の出世作
桜島・狂い凧
梅崎春生
定価 825円(税込)
フーちゃん、さようなら!
さくらんぼジャム
庄野潤三
定価 880円(税込)
サド的明晰性につらぬかれた処女エッセイ集。
サド復活
澁澤龍彥
定価 660円(税込)
運命に翻弄される占領下の日本人たち
サムライの末裔
芹沢光治良
奇々怪々、不朽の怪奇説話の名翻案19話!
私家版 聊齋志異
森 敦
定価 550円(税込)
喪われた時を取り戻そうとする二人の男たち
四季
中村真一郎
定価 715円(税込)
“犯罪”を“文学”に昇華させた渾身の傑作
死刑囚 永山則夫
佐木隆三
定価 990円(税込)
ハードボイルド小説界の先駆者の初期作品!
死者におくる花束はない
結城昌治
南仏を舞台に愛と復讐の交錯を描く
詩城の旅びと
松本清張
都会人の日常生活の裏側を描いた名作短編集
私生活
神吉拓郎
定価 605円(税込)
骨董屋を舞台に愛と人情を描いた直木賞作品
時代屋の女房
村松友視
第二次大戦に翻弄された若者を描く秀作二編
舌出し天使・遁走
安岡章太郎
戦中戦後の上海を描いた傑作二編が甦る!
上海の螢・審判
武田泰淳
定価 770円(税込)
無謬の日本人が大事件に巻き込まれていく
十字街
久生十蘭
初めて司祭となった日本人の生涯を描く
銃と十字架
遠藤周作
著者の自伝的表題作『秋夜』ほか全10編を収録。
秋夜
水上 勉
“斜陽の子”と呼ばれた著者の青春の記録
手記・空色のアルバム
太田治子
加藤清正と小西行長 相容れぬ同士の死闘
宿敵 上巻
無益な戦、秀吉に面従腹背で臨む行長。
宿敵 下巻
奈良・長谷寺を舞台にした“妖かしの世界”
春喪祭
赤江 瀑
波乱万丈な“女の生涯”を耽美に描いた巨編
生々流転
岡本かの子
虚実入り交じる「阿佐田哲也」の素顔に迫る
小説 阿佐田哲也
色川武大
画家・北斎の成長を描いた、時代ロマン小説の傑作。
小説 葛飾北斎(上)
小島政二郎
小説 葛飾北斎(下)
“情念の川柳作家”時実新子の半生記
小説 新子
時実新子
ノンフィクションの大家が大逆事件に挑む
小説 大逆事件(上)
“破倫無道の挙”か、冤罪か―結審の時来る
小説 大逆事件(下)
“天才”太宰と駆けぬけた著者の青春回想録
小説 太宰治
檀 一雄
伝記の名手が描く“情熱の歌人”の一代記
小説 みだれ髪
和田芳恵
巨大組織「陸軍」を、ある家族の視点で活写
小説陸軍(上)
火野葦平
太平洋戦争のさなかに書かれた一家族の物語
小説陸軍(下)
モモ子と凜子、真摯な看護師を描いた2作品
小児病棟・医療少年院物語
江川 晴
定価 935円(税込)
北杜夫 珠玉の初期作品カップリング集
少年・牧神の午後
北 杜夫
実母の女優人生を愛惜を込めて描いた力作
女優万里子
佐藤愛子
「女子大生・曲愛玲」を含むデビュー作品集
白い手袋の記憶
瀬戸内晴美
団塊世代のバイブルだった著者の未完作品撰
白く塗りたる墓・もう一つの絆 高橋和巳未完作品集
高橋和巳
ホメイニ革命直後 緊迫のテヘランを描く
白と黒の革命
棄教か離婚か――驚愕の“夫婦間宗教戦争”
城の中の城
倉橋由美子
名人・古今亭志ん生の若き日の彷徨を描く
志ん生一代(上)
天才落語家の破天荒な生涯と魅力を描く
志ん生一代(下)
川端文学「幻の少女小説」60年ぶりに復刊!
親友
川端康成
数十年の時を経て再会した元女性教師と教え子の恋の結末は――
伸予
高橋揆一郎
人間として生き抜いた親鸞、その苦難の生涯とは。
親鸞 1 叡山の巻
丹羽文雄
人間として生きるため妻をめとる親鸞
親鸞 2 法難の巻(上)
法然との出会い……そして越後への配流
親鸞 3 法難の巻(下)
雪に閉ざされた越後で結ばれる親鸞と筑前
親鸞 4 越後・東国の巻(上)
教えを広めるために東国へ旅立つ親鸞
親鸞 5 越後・東国の巻(下)
東国へ善鸞を名代として下向させる親鸞
親鸞 6 善鸞の巻(上)
善鸞と絶縁した親鸞に、静かな終焉が訪れる
親鸞 7 善鸞の巻(下)
若き妻と大学生をあえて近づける屈折した夫
好きな女の胸飾り
舟橋聖一
若き日の逍遙と懊悩を小気味いい文章で綴る
青春放浪
ピアノの音色に乗せて庄野ワールドが展開
せきれい
「死刑の意味」を問う死刑囚の赤裸々な実態
宣告(上)
加賀乙彦
死刑執行をひた待つ青年の“苦悩する魂”
宣告(中)
死刑執行の朝を迎えた青年の魂の叫びと軌跡
宣告(下)
青春の地をたどる、著者の「神戸物語」
早春
“剣豪小説の名手”の世界に浸る11篇
喪神・柳生連也斎
五味康祐
今回は「角落ち」で挑む将棋真剣勝負の続編
続 血涙十番勝負
山口 瞳
夫婦の微妙な機微を描いた初期の意欲作3編
ソクラテスの妻